作品
秘園に咲いたスミレ
あらすじ
遊郭街で育った私が世界を救う聖女だなんて
最初からあり得ない話だったのよ。
私は野原に咲くスミレと同じ、ちっぽけな存在だった。
賤民だからと差別され、
聖女だからと崇拝された。
だけど、ここには差別も崇拝もしない者がいた。
非情冷酷な男は、静かに私を見て言った。
「お前を助けるつもりはない」
その言葉どおり、彼は私を助けてくれなかった。
しかし、あらゆることを私と共にした。
「お前の前で死のう」
その果てには、死まで……。
青い炎のような男だった。
その色のせいで、炎のあたたかさが分からなかっただけ。
そうして、騎士はスミレの花を咲かせた。
秘園に咲いたスミレ
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